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原理(11) 立体知覚空間

立体的な空間を獲得する立体視,
脳で構築された,神秘的な立体知覚空間,
摩訶不思議な3D空間です。
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3Dは本当に不思議、
左目の網膜像も右目の網膜像も2Dなのです。
目ではなく、脳が3Dに見ている、
脳が見ているのだから、網膜像とは異なるのです。
Rubin's form/No.1107 NAKAHARA

脳は,左右の網膜像を基に,融合処理して認識します。
網膜像の”大きさ”は同じでも、
近くの空間像は小さく、離れているものは大きく、
幾何学的サイズに融合補正し、認識されます。
geometric size/No.7813 NAKAHARA

ベラ・ユレシュ(Bela Julesz)のRDS視差画像、
ランダムドット・ステレオグラムは、
視覚心理の世界に大きな影響を与えました。
それは認知プロセスが,従来説と異なっていたからです。
Julesz,RDS/No.3320 NAKAHARA

ベラ・ユレシュ型のランダムドット・ステレオグラムは、
ステレオペア方式のRDSです。
このRDSは、ステレオビュアーで観察できると共に、
アナグリフ(余色立体)画像化が可能です。
Anaglyph/No.4420 NAKAHARA

サイドバイサイド型のRDSが改良され、
一枚絵の「シングルイメージ・ステレオグラム」に変化した物が
「3Dアート、オートステレオグラム」です。
SIS型は,原則的に裸眼立体視以外の方法では見えません。
stereogram/No.0173 NAKAHARA

立体視で目と脳を刺激します。
近距離で視差の無い、2D表示画面を見続けると、
単眼視と同様の状態になります。
3Dアート,ステレオグラムは”両眼”で立体視します。
stereogram/No.114B NAKAHARA

時々は視力検査が必要かも・・。
片目の視力が低下し、両眼に視力差が発生した場合、
正常な視力側の情報(刺激の多い方)により「補成融合」され、
立体視は,通常に成立します。
eyesight compensation/No.8622 NAKAHARA

左右の異なる部分が交替する「両眼視野闘争」。
光の反射位置が両眼で異なる時、
非融合の”ハレーション(視野交替)”が発生し、
キラキラと輝く,両眼光沢となります。
binocular rivalry/No.7920 NAKAHARA

存在しないものが”見える”
脳は、実際に(網膜像に)無いものを補っています。
物理的には存在しない輪郭線が,知覚される、
「カニッツァの三角形」,主観的輪郭です。
kanizsa triangle/No.8830 NAKAHARA

錯覚は、あやまった知覚の事です。
錯視(さくし)は解っていても、誰にも見える現象で、
網膜像を基に、脳が処理した結果です。
横線が徐々に変化する文字列は、傾斜認識されます。
inclination phenomena/No.8872 NAKAHARA

経験的に顔は凸面であると学習しています。
この学習値は、絶対的なデータ(視差など)を無視するほど、
強力に作用し、凹面の顔も凸面に立体認識される、
トップダウン処理の特別な視覚現象です。
top-down processing/No.8865 NAKAHARA

立体感を得るのに 影は大切な要素です。
「太陽は上に、影は下にある」と 学習している脳は、
写真の上下を反対(影を反対)にすると、
月面クレータが、凸面の山として反転認識されます。
crater heteroptics/No.8884 NAKAHARA

3Dは基本的に2枚の視差画像です。
その視差画像を両眼に与え、三次元空間を脳が構築します。
立体写真(ステレオ写真)は、
人間の目と同様に左右のカメラで記録します。

左右の眼で見た画像を交互に表示する「ウインク3D」
運動視差により、単眼でも立体的に、
遠近を感じさせる表示方法です。
カーソルをのせると、ウインク画像に替ります。
No.0325/wink3D NAKAHARA


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